《ゴールデンウィーク期間の営業日のお知らせ》
平素より格別のご愛顧を賜り、誠に有難うございます。
誠に勝手ながら、弊社では下記日程をゴールデンウィーク休業とさせていただきます。
【休業期間】2025年 5月3日(土)~5月6日(火)
なお、2025年4月30日(水)~5月2日(金)は通常営業をしています。
営業日以外でもFAX・メール・Webサイトからのご注文は通常通り承りますが、商品発送は5月7日(水)以降となりますのでご了承ください。
ご不便をお掛けしますが、何卒ご了承くださいますよう宜しくお願い申し上げます。
2025年4月24日 13:23 カテゴリー:お知らせ
書籍紹介「ロジカルダイエット」清水忍 著
「ロジカルダイエット」
清水忍 著ISBN978-4-344-98727-2
ロジカルダイエットは最低でも3か月間かけて、体脂肪を落とすことでやせる行為です。特徴としては(1)健康にやせる(2)医学的・科学的な合理性がある(3)リバウンドしない(4)精神的・肉体的な苦痛やストレスを伴わないことです。
Ⅰ食事と運動
一日の摂取カロリーが消費カロリーを上回れば太り、逆ならばやせる。従って、「食事」と「運動」がカギを握っています。ポイントはダイエットは「食事が9割」つまり「主役は食事」で「運動は脇役」にすぎないことをきっちりと理解することです。
1.運動
(1)筋トレや有酸素運動の主目的は筋力や心肺機能(持久力)を上げることです。
(2)筋力や心肺機能(持久力)が上がると、活動量が上がる。一方、副次的に少ないながらも消費カロリーが上がります。
(3)筋肉が発達すると基礎代謝量が上がってやせると思われていますが、一日中じっとしていればカロリーは消費しません。
(4)フルマラソン(42.195km)を走ったときのカロリー消費量は3000kcal以下ですので、2回走ったとしても、体脂肪1キロ分(7000kcal)すら落ちません。
(5)従って、運動はあくまでもダイエットのための「土台づくり」です。「土台」とは、体を動かすことがまったく苦にならない能力です。
2.食事
(1)例えば、「かつ丼」(800~1000kcal)を海鮮丼(500kcal)に変更すると500kcalを浮かせることができます。一方、500kcalをジョギングでカバーしようとすると1時間走り続けなくてはいけません。
(2)さらに、「ざるそば」(350kcal)、「お茶漬け」(250kcal)になります。このようにどんなメニューをセレクトするかを工夫して日々のカロリーを積み重ねていけば3か月もすれば体脂肪がかなり減少しやせることができます。
Ⅱ実践
1.脳と体をいかにだますかがキモ
(1)脳は急にやせるなど大幅な変動があると、それを「異常」と受け取って警戒します。
(2)そこで、ダイエットは我慢している人ほどリバウンドしやすく、本能レベルで迫ってくる「食べろ!」の声に抗えません。
(3)若い女性が短期間で激やせすると、生理が止まるのは、脂肪量の急減を「危険」と察知した脳が妊娠させないための反応の表われです。
(4)従って、少しずつ、ゆっくりと時間をかけてやせて、脳と体をごまかしていく方法が、最も合理的で効率的な手段となります。
2.目標体重までに減少するべきカロリーと必要な時間の目安
(1)現在の体重75kgで、目標体重が68kg(7kg減)のケースの場合
(2)現在の75kgを維持するために必要な1日のカロリー量は、
34(メッツ・時)×75kg=2550kcal
(3)目標の68kgを維持するために必要な1日のカロリー量は、
34(メッツ・時)×68kg=2312kcal
(4)よって、両者の差は1日当たり238kcal(ごはん茶碗少なめ1杯)になります。一方、7kgの体脂肪は49000kcalなので減量に必要な日数は206日と計算されます。但し、体重は序々に減少していますので、実際はもう少し短かい日数となるはず。
(5)なお、メッツは運動強度を表わす数値で、安静時は1メッツです。メッツ・時は運動量を表わす数値(メッツ×継続時間)です。
(6)一日中(24時間)何もせず安静(1メッツ)にしていると1日の消費カロリーは
1(メッツ)×24時間×体重(kg)となります。
(7)従って、34(メッツ・時)はほとんど動いていない人に適用される数値で、活動量が大きい人は38(立ち仕事)や48(活動量大)が適用されます。
3.成功に導く重要な生活習慣
(1)ごはんをお代わりしない
(2)おなか一杯になったらやめる
(3)「ちょっとだけ残すのはもったいない」とは考えない
(4)達成すべきは「結果目標」ではなく「行動目標」
(5)「代謝」や「体質」を言い訳にしない
(6)「大皿料理ではなく「自分の適量のプレート」を食べる
この理論は必ず腹落ちする。だから痩せる。
3か月時間をかければ、二度と太らない!!
2025年4月17日 9:02 カテゴリー:書籍紹介
書籍紹介「化学物質過敏症とは何か」渡井健太郎 著
「化学物質過敏症とは何か」
渡井健太郎 著 ISBN978-4-08-721321-8
化学物質過敏症をひと言で言いあらわせば、中枢神経が関与する「脳過敏」です。一般的なアレルギー反応(免疫学的反応)とは異なるメカニズムで多種多様な化学物質や環境条件、日用品や薬剤、食物からの微量な刺激にも敏感に反応して、咳、呼吸困難などの呼吸器症状だけでなく、動悸などの循環器症状、めまい、意識が遠のくなどの神経症状、吐き気、腹痛などの消化器症状など、多くの臓器にわたる症状を示す疾患です。その7割程度の患者さんに嗅覚過敏が認められるのが大きな特徴で、「良い香り」とされる香料などにも敏感に反応します。
1.化学物質過敏症と誤診されやすい主な重症アレルギー疾患
(1)重度気管支喘息(様々なタイプの症候群)
合併症がない通常の気管支喘息は、保険が適応される吸入ステロイド薬、内服ステロイド薬さらには注射薬を使用すれば、症状は改善します。一方、化学物質過敏症はいずれのステロイド薬も効きません。従って、ステロイド療法で良くならなければ、化学物質過敏症と考えるべきです。
(2)重度薬剤アレルギー
ある似た構造を持つ特定の系統の薬だけがダメというのが薬剤アレルギーです。一方、この抗菌剤もダメ、この鎮痛剤もダメ、このアレルギー抑制剤もダメという場合は化学物質過敏症の可能性を疑うべきです。
(3)重度食物アレルギー
食物アレルギーは比較的多岐にわたる「花粉食物アレルギー症候群」を含めて、アレルギー反応を示す食材同士は化学的に似たタンパク質を持っています。一方、野菜もダメ、魚も肉もダメ、パンも牛乳もダメというように共通性がないもので症状が出る場合は、まずは化学物質過敏症を疑うべきです。
2.診断
残念ながら、化学物質過敏症の診断法も治療法も、現在のところ客観的かつ化学的に確立されていません。代替法として、世界40カ国以上で診断基準として下記の質問票が使用されています。
(1)QEESI(クイージ)
Q1~Q5の5つのセクションに分かれ、それぞれに10の質問項目があって点数化で評価します。
(2)BREESI(ブリージ)
「QEESI」の50項目にわたる質問に答えるのは負担が大きいため、より簡略化された3つの質問に「はい/いいえ」で回答する質問票で、最近よく利用されています。
3.対策その1…腸内環境を改善する(脳腸相関の応用)
(1)腸内環境を悪くするものを控える
・小麦製品(タンパク質のグルテン)
・牛乳(タンパク質のカゼイン、乳糖、リッキーガット)
・人工甘味料(発がん性、腸内環境の悪化、血糖値の高値安定)
(2)腸内環境を良くするものを取り入れる
・プロバイオティクス、プレバイオティクス、シンバイオティクス
・運動(腸の蠕動運動の促進)
・睡眠を十分にとる(睡眠と腸内細菌叢は相互依存、脳の休息、マグネシウムの経皮摂取)
4.対策その2…日常生活での対策
(1)今は大丈夫な香料でも使用を控える。
(2)浴室の塩素を除去する。
(3)複数の市販薬を使用しない。
(4)歯の治療に使った金属を除去する。
社会に誤解され、医療から無視されがちな"ナゾの病"がよく分かる!!
2025年4月3日 9:08 カテゴリー:書籍紹介